むちうち治療 初期~治療の流れ

2017/01/05

「むちうち」は首の可動域の限界を超えてしなり鞭を打った様な形になるためむちうちと言われております。関節・筋肉・神経・血管が引き伸ばされて負担がかかり損傷します。またこれ以外にも損傷に特徴があるので治療の方法が変わります。

 

むちうちの症状

むちうちの症状には首の痛み、頭痛、しびれ、肩こり、めまい、吐き気などいろいろな症状があります。これは頸部の関節、筋、神経、血管などが引き伸ばされて損傷しますがこれ以外にも原因があります。

頸椎は7個の骨からなり、生理的前弯と言って少し弯曲しています。そこに追突などで強い衝撃が加わり時には剪断力が働き関節の間が狭くなります。間が狭くなると神経、血管などが圧迫されたり関節の運動制限が起こります。衝突の角度により左右に振られることで捻りも加わります。これにより頸椎捻挫となり重い症状が残ります。

むちうち治療

初期は一般的に炎症を抑え痛みの緩和

炎症や損傷による筋力の低下または圧迫の場合頸椎カラーや包帯固定

 

 

 

 

中期は患部を温め血行促進し組織の再生を促す

頸椎の椎間に圧迫がある場合、マッサージ(軽擦)を行う。

*なぜマッサージを施す必要があるのかというと頸椎に圧迫がある場合、頸椎の筋肉が短縮・緊張などでより圧迫が強くなるからです。マッサージは軽擦から徐々に変化させて捻じれや圧迫を取り除いていきます。また脊椎牽引療法を行うことで相乗効果を高めます。

後期はストレッチ、運動などで可動域拡大

理学療法(電気治療)で筋肉増強や抵抗運動を施し、日常生活動作に支障がないよう目指します。