むち打ちによる「頭痛」の解説

2017/11/05

むち打ちによる頭痛について

前回は大後頭神経痛についてまとめました。

むち打ちによる痛み「頭痛」

この他にも頭痛の原因がいろいろあります。

 

 

 

その前に神経について解説したいと思います。

 

脊髄神経

脊髄に出入りする抹消神経のことを脊髄神経と言い、31対あります。

頚神経(C)C1~C8  8対

胸神経(T)T1~T12 12対

腰神経(L)L1~L5  5対

仙骨神経(S)S1~S5 5対

尾骨神経(C)C0 1対

脊髄とは背骨の中を通って脳の延髄に続く神経管です。

脊髄神経は前根(遠心性運動神経)後根(求心性感覚神経)があり2本が合わさり脊髄神経となって脊柱管から左右に1本ずつ出ます。

前根は遠心性繊維、後根は求心性繊維と言う事実をベル・マジャンディーの法則と言います。

 

脊柱管から出た1本の脊髄神経は再び前肢と後枝に分かれます。

前枝は体幹の前壁と側壁、および上肢・下肢の筋と皮膚に分布します。

後枝は前枝よりも細く分布領域も狭く、脊柱起立筋などの固有背筋と背部の皮膚に分布します。

 

頚神経

後頭骨と第一頸椎の間から出る脊髄神経が第1頚神経、その下の7つの頚椎から出る脊髄神経が第2~7頚神経、第7頚椎と第1胸椎の間から出る神経を第8頚神経と言います。

頚椎は7つの骨からなるのに神経が8対なのはこのためです。

 

頚神経後枝は重荷後頚部の筋と皮膚に分布します。第2頚神経は例外的に後枝のほうが前枝より発達し、後頭部の皮膚に広く分布します。(大後頭神経)

前枝は上肢・下肢の筋や皮膚に分布し発達していてそれに伴い吻合して神経叢を形成します。

 

頚神経叢

頚神経叢は第1頚神経から第4頚神経の前枝から構成されています。

皮膚に分布する皮枝と骨格筋に分布する筋枝とに分けられます。

筋枝

頸神経叢は前枝からなり骨格筋に分布する筋枝があります。

頸神経ワナ(C1~C3)があり舌骨下筋群を支配しています。

横隔神経(C3~C 5)横隔膜を支配しています。

横隔膜は膜(まく)と表現していますが筋肉(横紋筋)です。

その他にもオトガイ舌骨筋・頸長筋・頭長筋・前頭直筋・外側頭直筋・斜角筋(前、中、後)、胸鎖乳突筋、僧帽筋、肩甲挙筋など有ります。

 

皮枝

頚神経叢は前枝からなり皮膚に分布する皮枝があります。

 

小後頭神経(C2~C3)

耳の少し上の側頭部から後頭部にかけての皮膚に分布しています。

 

大耳介神経(C3~C4)

耳の下にかけての皮膚に分布しています。

 

頚横神経(3)

首の前にかけての皮膚に分布しています。

 

鎖骨上神経(C3~C4)

鎖骨から肩にかけての皮膚に分布しています。

 

 

 

ここで出てくる小後頭神経と大耳介神経が頭痛に関係してきます。

じつは前に紹介した「大後頭神経痛」「小後頭神経痛」「大耳介神経痛」は合わせて後頭神経痛と言います。

耳の下付近の痛み・・・・・「大耳介神経痛」

後頭部から頭頂部の痛み・・「大後頭神経痛」

耳付近から後頭部の中間・・「小後頭神経痛」

 

交通事故の衝撃により頸部の軟部組織や関節に非常に強いストレスが加わり損傷や器質的な変化により起こります。

むち打ちはこのような「頭痛」および頸部痛・頸部運動障害を含んでいますので注意が必要です。

ムチ打ちのイラスト

 

症状

自覚症状として

耳の後ろが痛い

後頭部(頭の後ろ)が痛い

頭頂部(頭のてっぺん)が痛い

目の奥が痛い

キリキリ痛い

ビリビリ痛い

首を振ると痛い

頭皮、髪に触れた時に痛い

気圧の変化で痛い

などの症状があります。

 

交通事故でむち打ちなどになりさまざまな体の異変が起こりますが、ある程度「頭痛」について知っているだけで心に余裕が持てると思います。

 

 

治療する場合、事前にMRIやCTなどの検査を行い脳内に異常がないのが前提で進めていけることが順番としては好ましいです。

 

MRI・CTスキャンのイラスト(女性)

 

 

 

交通事故でむち打ちになり「頭痛」などでお困りの方はご相談ください。

もちろんケガについても対応しております。

 

 

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